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セメント瓦(モニエル瓦・コンクリート瓦)は塗装が必要?劣化症状・雨漏り・葺き替え事例まで専門店が解説

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香川県・愛媛県で調査したセメント瓦(モニエル瓦・コンクリート瓦)屋根の現場写真 香川県・愛媛県で調査したセメント瓦(モニエル瓦・コンクリート瓦)屋根の現場写真

セメント瓦(モニエル瓦・コンクリート瓦)は、塗装メンテナンスが必要な屋根材です。

しかし実際の現場では、

  • まだ塗装できるのに葺き替えを勧められた
  • 本当は雨漏り原因が下地なのに塗装だけしてしまった
  • モニエル瓦は塗装できないと言われた

このような「判断ミス」によるご相談が非常に多くあります。
このブログでは、セメント瓦の特徴・劣化症状・塗装判断・カバー工法・雨漏りとの関係まで、分かりやすく解説します。

特にセメント瓦は、判断を間違えると「まだ塗装で対応できたのに葺き替えをしてしまった」「本当は下地が原因だったのに塗装だけで済ませてしまった」といった、後悔につながりやすい屋根材でもあります。
その他の屋根材を知りたい方は▶屋根材の種類と特徴!基礎ガイドが参考になります。

セメント瓦(モニエル瓦・コンクリート瓦)とは?素材の基本を理解する

セメント瓦(モニエル瓦・コンクリート瓦)の表面構造と素材の特徴 セメント瓦(モニエル瓦・コンクリート瓦)の表面構造と素材の特徴

主成分はセメントで、砂などの骨材を混ぜて成型した屋根材です。
モニエル瓦(乾式コンクリート瓦)や一般的なコンクリート瓦が、セメント瓦と言われています。

セメント瓦は、陶器瓦のように高温で焼成された屋根材ではなく、表面を塗装して防水性を確保している点が大きな特徴といえます。
つまり、塗膜が健全な状態であって初めて、本来の性能を維持できる屋根材なのです。

塗膜の劣化により瓦が雨水を吸い込み、内部劣化や雨漏りリスクが高まっているケースを現場でも数多く確認しています。

「モニエル瓦は塗装できない」は本当?よくある4つの誤解

瓦なのに塗装が必要なセメント瓦の劣化事例 瓦なのに塗装が必要なセメント瓦の劣化事例

セメント瓦は情報の誤解が多い屋根材なので、実際に現場では「それは少し誤解されているかもしれませんね…」とお伝えするケースも少なくありません。

1:瓦だから塗装メンテナンスは不要だと思っていた

素材自体に防水性はなく、表面の塗膜によって防水性能を保っている屋根材のため塗装は必要です。

しかし「瓦」という名称から、日本瓦と同じように「塗装は必要ない」と思われがちです。塗膜が劣化してしまうと、屋根材が水を吸い込み劣化が急激に進行してしまいます。

2:モニエル瓦とコンクリート瓦は別物だと思っていた

「モニエル瓦だから特殊なんですよね?」と言われることもあるのですが、広い意味ではセメント瓦の一種になります。
基本的な素材構造や劣化の考え方は共通しています。

名称が重要なのではなく、「屋根材がどの程度劣化しているか・最適なメンテナンスは何か」という事です。

3:一度塗装すれば永久に安心だと思っていた

塗装メンテナンスは非常に重要ですが、一度塗装しても永久というわけではありません。

紫外線や雨風の影響によって塗膜は再び劣化していきます。
定期点検と適切な時期に再塗装が必要です。

4:「雨漏り=瓦割れ」だと思っていた

雨漏りの原因は、瓦の割れだけとは限りません。

実際の現場でも、防水シート(ルーフィング)や下地の劣化が原因のケースもあります。
原因を特定せずにいると住宅も寿命も短くなってしまいます。

上記のように誤解を解消しないまま工事内容を決めてしまうと、不要な塗装工事や本来必要だった修繕の見落としにつながる可能性があります。
雨漏りについて詳しく知りたい方は▶雨漏り修理の完全ガイドを参考にして下さい。

セメント瓦(モニエル瓦・コンクリート瓦)の劣化症状と判断基準

劣化によりひび割れや欠けが発生したセメント瓦 吸水が進行したセメント瓦に発生した苔や藻の症状

① 色あせ・チョーキング(粉化)

表面が白っぽくなったり、手で触ると粉が付く状態は、塗膜が劣化しているサインです。
この状態を放置すると、防水性能が低下し、セメント瓦が雨水を吸い込みやすくなります。

②コケや藻・カビの発生

コケや藻・カビが発生している場合、すでに吸水が始まっている可能性があります。
放置すると、ひび割れや内部劣化につながるため注意が必要です。

③瓦のひび割れや欠け

この段階になると、塗装だけでは対応できないケースもあります。
塗膜が劣化した状態を放置すると、屋根材自体が吸水し乾燥を繰り返し素材自体が劣化している可能性があります。

セメント瓦はカバー工法できる?できない?判断基準を解説

セメント瓦屋根モニエル瓦の状態確認後、カバー工法不可判断のための葺き替え工事 セメント瓦屋根モニエル瓦の状態確認後、カバー工法不可判断のための葺き替え工事

セメント瓦屋根モニエル瓦の状態確認後、カバー工法不可判断のための葺き替え工事 セメント瓦屋根モニエル瓦の状態確認後、カバー工法不可判断のための葺き替え工事
※屋根カバー工法できないため、葺き替え工事(防災瓦イーグルエクサ)

屋根カバー工法は、すべてのセメント瓦で施工できるわけではありません。屋根の状態により、カバー工法ではなく葺き替え工事が必要になるケースもあります。
特に、以下のような場合は注意が必要です。

  • 下地が傷んでいる
  • 雨漏りが発生している
  • 瓦の割れ・劣化が進行している

香川県や愛媛県の現場でも、「カバー工法を勧められたけど本当に大丈夫?」といったご相談は少なくありません。

重要なのは、カバー工法ができるか?ではなく「今の屋根に最適な工事は何か」という視点です。

セメント瓦で後悔しない判断基準

最も重要なのは、「塗装メンテナンスで延命できる状態かどうか」を正確に見極める必要があります。

適切な時期に正しくメンテナンスを行えば、屋根を長く使い続けることができます。
ですが、劣化を放置すると塗装工事だけでは対応できずに大規模な工事が必要になります。

塗装が向いているケース

  • 表面の塗膜劣化が中心の場合
  • 瓦の割れが少ない
  • 下地や雨漏りに問題がない

塗装が向いていないケース

  • 瓦の欠けや割れが多い
  • 雨漏りが長期間発生している
  • 下地の劣化が進行している場合

特に注意が必要なのは、すでに下地まで劣化しているケースです。
この状態で塗装を行っても、数年以内に再発や雨漏りにつながる可能性があります。

そのため、セメント瓦は「とりあえず塗装」ではなく「屋根材・下地・防水シート」まで含めた判断をすること重要です。
塗装工事についての総合解説ページは▶外壁塗装・屋根塗装の基礎知識をご覧ください。

セメント瓦(モニエル瓦・コンクリート瓦)のメリット・デメリット

※セメント瓦は、良い・悪いではなく「素材特性を理解して付き合う」屋根材です。

メリット

  • 陶器瓦に比べて軽量で耐震性に配慮できる
  • デザイン性が高く、住宅に合わせやすい
  • 塗装によるメンテナンスが可能

デメリット

  • 定期的な屋根塗装が必要
  • 塗装時期を逃すと劣化が急激に進む
  • 施工方法を誤ると早期不具合につながる

セメント瓦屋根は「正しい判断」が住まいを守る

素材特性を正しく理解して、適切にメンテナンスを行えば長く安心して使える屋根材です。

外壁塗装や屋根塗料・雨漏り工事を検討中の方は、特性を理解している専門店に相談することをおすすめします。
見た目だけで判断せず劣化状態に応じた、適切なメンテナンスの方法を提案してもらいましょう。


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