ALC外壁とは?厚みのある軽量コンクリート外壁の特徴
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外壁材と聞くと、サイディングを思い浮かべる方が多いかもしれません。
これまでの記事では、窯業系・金属系・木質系・樹脂系など、さまざまなサイディングをご紹介してきました。
今回ご紹介するのは、サイディングとは少し違った外壁材、「ALC外壁」です。
「ALCって聞いたことはあるけど、どんな外壁?」
「コンクリートなのに“軽量”ってどういうこと?」
そんな疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
今回は、厚みがあるのに軽量なALC外壁の特徴や、メリット・デメリットについて、分かりやすくご紹介します!
ALC外壁ってどんな外壁?
ALCとは、「Autoclaved Lightweight aerated Concrete」の頭文字を取ったもの。
日本語では、「軽量気泡コンクリート」と呼ばれています。
名前の通り、コンクリートの中に細かな気泡をたくさん含ませているのが大きな特徴です。
一般的なコンクリートと比べて軽量でありながら、コンクリートならではの強さも持っています。
そしてALC外壁の特徴のひとつが、外壁材に厚みがあること。
薄いサイディングとは違い、厚みのあるパネルを使用することで、重厚感のある外観に仕上げることもできます。

どうしてコンクリートなのに軽いの?
「コンクリート=重い」というイメージがありますよね。
ALCが軽量なのは、内部に無数の細かな気泡が入っているからです。
イメージとしては、普通のコンクリートに小さな空気の部屋がたくさん入っているようなもの。
この気泡によって、コンクリートでありながら重量を軽くすることができます。
そのため、「厚みがある=ものすごく重い」というわけではないのがALCの面白いところです。
ALC外壁のメリット
厚みがあるから重厚感がある
ALC外壁の魅力のひとつが、厚みのある外壁ならではの存在感です。
外壁に厚みがあることで、サイディングとはまた違った、しっかりとした印象の住宅に仕上げることができます。
シンプルなデザインでも、外壁そのものに立体感が生まれやすいのも特徴です。
断熱性に優れている
ALCの内部にはたくさんの気泡があります。
この気泡が熱を伝えにくくするため、ALCは断熱性にも優れた外壁材として知られています。
夏の暑さや冬の寒さが気になる住宅では、外壁の断熱性能も大切なポイント。
ただし、住宅の断熱性能は外壁材だけで決まるものではありません。
断熱材や窓、屋根など、家全体の断熱設計によって大きく変わります。
火に強い
ALCはコンクリートを主原料とする無機質の外壁材です。
そのため、耐火性に優れていることも大きな特徴です。
住宅はもちろん、さまざまな建築物で使用されているのも、こうした性能が理由のひとつです。
「もしもの火災に備えて、外壁にもこだわりたい」
という方にとって、注目したいポイントですね。
耐久性にも期待できる
ALCは、適切に施工・メンテナンスを行うことで、長く使うことができる外壁材です。
また、厚みがあることで、薄い外壁材とは違った安心感を感じられる方もいるでしょう。
ただし、ALCだからメンテナンスがいらないというわけではありません。
ここはALC外壁を検討するときに、ぜひ知っておきたいポイントです。
ALC外壁のデメリットは?
メリットが多いALCですが、もちろん注意点もあります。
水を吸いやすい
ALCには細かな気泡がたくさんあるため、水を吸収しやすい性質があります。
そのため、ALC外壁では表面の塗装や防水処理が重要になります。
塗膜が劣化したまま放置すると、雨水がALC内部に入り込み、外壁そのものの劣化につながる可能性があります。
「ALCだから塗装しなくても大丈夫!」
というわけではないので、定期的な点検やメンテナンスが大切です。
目地やシーリングのメンテナンスも必要
ALCパネルを使用する場合、パネル同士のつなぎ目にはシーリング材が使われます。
このシーリングも、年月が経つとひび割れや劣化が起こることがあります。
そのため、ALC外壁では、
外壁表面の塗装だけでなく、目地やシーリングの状態もチェックすることが大切です。
傷やひび割れには注意
ALCは耐久性のある外壁材ですが、地震や建物の動きなどによって、ひび割れが発生することがあります。
小さなひび割れでも、場所や状態によっては雨水の侵入につながる可能性があります。
「これくらいなら大丈夫かな?」
と自己判断せず、気になる症状があれば専門業者に見てもらうと安心です。
ALC外壁はこんな人におすすめ!
ALC外壁は、こんな方に向いている外壁材です。
- 厚みのある外壁で重厚感を出したい
- 断熱性を重視したい
- 火に強い外壁材を選びたい
- 長く住む家だから外壁材にもこだわりたい
- サイディングとは違った外観にしたい
一方で、「メンテナンスをできるだけしたくない」という方は注意が必要です。
ALCは性能の高い外壁材ですが、塗装やシーリングなどのメンテナンスを適切に行うことが、長く良い状態を保つためのポイントになります。
ALC外壁は「塗装」がとても大切!
ALC外壁を長持ちさせるためには、表面の塗装が重要な役割を果たします。
ALC自体は水を吸いやすい性質があるため、塗膜によって雨水などから外壁を守る必要があります。
そのため、
「ALCだから丈夫!」
と安心しきるのではなく、
「ALCだからこそ、適切な塗装メンテナンスが大切」
と覚えておきましょう。
外壁塗装の際には、ALCの状態を確認し、ひび割れやシーリングの劣化なども一緒にチェックすることがおすすめです。
まとめ
今回は、厚みのある軽量コンクリート外壁「ALC」についてご紹介しました。
ALCは、
「厚みがある」
「軽量」
「断熱性に優れる」
「耐火性に優れる」
「重厚感のある外観にできる」
など、さまざまな特徴を持つ外壁材です。
一方で、水を吸いやすいという性質があるため、塗装やシーリングなどの定期的なメンテナンスが重要です。
外壁材は、見た目だけでなく、それぞれの素材が持つ特徴を知ったうえで選ぶことが大切。
「自分の家の外壁は何でできているんだろう?」
と気になった方は、一度ご自宅の外壁をチェックしてみてくださいね😊
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