陶器瓦(日本瓦・洋瓦)とは?素材の特徴と外壁塗装・雨漏りとの関係をリメイクハウス・ムキムキ塗装が専門店の視点で解説
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香川県宇多津町や高松市・愛媛県四国中央市のショールームにご来店いただいたお客様や
屋根調査・雨漏り点検の際によくいただく質問のひとつが、「陶器瓦って塗装は必要なんですか?😥」というものです。
陶器瓦(日本瓦・洋瓦)は、日本の住宅で古くから使われてきた屋根材です。
しかし、正しい素材の理解がないまま判断してしまうと、不要な屋根塗装や誤った雨漏り対策をしてしまうケースも少なくありません。
今回のブログでは、リメイクハウス・ムキムキ塗装が外壁塗装・雨漏り専門店として実際の調査・施工現場で見てきた経験をもとに
陶器瓦(日本瓦・洋瓦)の素材特性・劣化症状・外壁塗装や雨漏りとの関係を分かりやすく解説していきますので、ぜひ参考にして下さい😊

陶器瓦(日本瓦・洋瓦)とは?
素材の基本を正しく理解する

陶器瓦(日本瓦・洋瓦)は、粘土を高温で焼成し表面を釉薬(ゆうやく)でコーティングした屋根材です。
この釉薬によって瓦の表面はガラス質になり、雨水をほとんど吸い込まず、高い防水性と耐候性を持つのが大きな特徴です。
一般的な塗装仕上げの屋根材とは異なり、色や性能は「塗膜(塗料の膜)」ではなく「焼き物そのもの」によって保たれているため
紫外線や雨風による色あせ・劣化が起こりにくく、長期間にわたって性能を維持できる素材といえます。
実際、香川県や愛媛県の現場でも築30年〜40年以上経過していても、瓦自体にはほとんど問題が見られないケースが多く
劣化しているのは瓦ではなく、漆喰や防水シートなどの「周辺の部材」であることがほとんどです。
陶器瓦(日本瓦・洋瓦)以外の屋根材についての解説▶【屋根材の種類と特徴】
日本瓦と洋瓦の違い
日本瓦

「和瓦」とも呼ばれ、丸みのある形状が特徴的です。
古くから日本の気候や住宅様式に合わせて使われてきた屋根材で、瓦同士を重ね合わせる構造になっており雨水を自然に流す仕組みが作られています。
香川県や愛媛県でも、築年数の経った戸建て住宅や和風住宅では、現在も多く使用されています。
洋瓦

平板形状やS型など、デザイン性を重視した形状が特徴的です。
洋風住宅やデザイン住宅に多く採用されていて、形状や見た目は異なりますが素材そのものは日本瓦と基本的に同じ「陶器瓦」です。
共通の認識として
日本瓦・洋瓦ともに素材としての耐久性や防水性に大きな差はなく、基本的な性能は同等と考えて問題ありません。
実際の調査現場でも、「洋瓦だから劣化しやすい」「日本瓦だから絶対に安心」といった違いはほとんど見られません。
劣化や雨漏りの原因は形状の違いよりも、施工状況や下地・漆喰などの周辺の部材にあるケースが大半です。
瓦の下にある防水シートや棟部分の状態をどう判断するかが、工事内容を決めるうえで最も重要だと考えます。
そのため、日本瓦か洋瓦かで塗装や修繕方法が大きく変わることはなく、素材の特性を理解したうえで判断することが重要になります。
陶器瓦(日本瓦・洋瓦)は
屋根塗装が必要?

結論からお伝えすると、陶器瓦自体は原則として屋根塗装が不要です。
なぜなら、陶器瓦は表面の釉薬によって【防水性・耐候性・色あせしにくさ】を備えており、塗装によって性能を回復させる屋根材ではないからです。
陶器瓦(日本瓦・洋瓦)に対して屋根塗装を勧められるケースもあります。専用の塗料を使用し、新築時のような美観を再現する事が可能だからです。
ですがこの場合は、美観の為であり屋根材の修繕や雨漏り修繕とは大きく違うため、混合しないように注意が必要です。
特に「雨漏り対策になる」と説明される場合は、注意が必要だと考えています。
香川県・愛媛県の気候と
陶器瓦(日本瓦・洋瓦)の相性
香川県や愛媛県は、台風の通過が多く夏場の湿気が高い地域になります。沿岸部では塩害の影響を受けやすいといった気候特性もあります。
陶器瓦は素材自体が水を吸いにくく、紫外線にも強いため、気候的には非常に相性の良い屋根材といえます。
陶器瓦(日本瓦・洋瓦)の
よくある劣化症状と判断基準


① 瓦のズレ・割れ
台風や強風の影響で瓦がズレたり、飛来物で割れることがあります。
② 漆喰(しっくい)の劣化
陶器瓦屋根で最も多い劣化が漆喰の剥がれ・崩れです。
③ 棟内部・下地の劣化
瓦の下には防水シート(ルーフィング)や野地板があり、これらは瓦よりも先に寿命を迎えます。
陶器瓦(日本瓦・洋瓦)は
カバー工法できる?できない?

近年、屋根リフォームの方法として「屋根カバー工法(重ね葺き)」という言葉をよく見聞きするようになりました。
既存の屋根材を撤去せず、その上から新しい屋根材を施工するため、「工期が短い」「費用を抑えられる」といったイメージを持たれている方も多いと思います。
しかし、陶器瓦(日本瓦・洋瓦)屋根の場合は基本的にカバー工法は施工することができません。
これは施工業者の判断や好みの問題ではなく、屋根材の構造と安全性の観点から不向きであるためです。
なぜ陶器瓦はカバー工法に向かないのか
まず大きな理由として、瓦自体が非常に重い屋根材であることです。
陶器瓦は1㎡あたりの重量が重く、そこにさらに金属屋根などを重ねてしまうと、建物全体にかかる負担が大きくなり耐震性の低下につながるリスクがあります。
また、陶器瓦は丸みや凹凸のある形状をしているため、スレート屋根のように平らな下地を作ることができません。
その結果、屋根材を安定して固定することが難しく、強風や台風時に不具合が起こる可能性も高くなります。
さらに重要なのが、下地の状態を確認できなくなることです。
瓦屋根で雨漏りが発生する原因の多くは、瓦そのものではなく瓦の下にある防水シート(ルーフィング)や野地板の劣化です。
カバー工法を行ってしまうと、これらの下地の劣化を確認・補修をしないまま屋根を覆ってしまうため、雨漏りの原因を残したまま工事をしてしまうリスクがあります。
「カバー工法を勧められた」という相談が増えています
実際の現場でも、「瓦屋根でもカバー工法ができると言われた」「費用が安いからと勧められたが、本当に大丈夫なのか不安になった」といったご相談が、香川県や愛媛県でも少なくありません。
私たちが現地調査に伺うと、瓦自体はまだ使える状態でも下地の防水シートが劣化していたり、棟部分の内部が傷んでいたりするケースが多く見られます。
このような状態でカバー工法を選択してしまうと、数年後に再び雨漏りが発生し結果的に大掛かりな工事が必要になることもあります。
外壁塗装・雨漏り専門店としての判断
専門店としての判断は、陶器瓦(日本瓦・洋瓦)の場合、カバー工法ではなく別の選択肢を検討すべきというものです。
- 瓦の割れやズレが原因の場合▶部分補修
- 下地は健全で、防水シートのみが問題の場合▶葺き戻し工事
- 下地や構造材まで劣化している場合▶葺き替え工事
といったように、現状に合わせた工事内容を選ぶことが重要です。
「安く済みそうだから」「勧められたから」という理由だけで工法を選ぶのではなく
屋根材の特性と建物の状態を正しく理解したうえで判断することが、住まいを長持ちさせるための大切なポイントです。
瓦屋根で雨漏りしたときの
正しい修繕判断
瓦屋根の雨漏りの原因は、瓦が原因とは限りません。
① 瓦の割れ・ズレが原因の場合
この場合は部分的な瓦の差し替えや復旧で対応可能なケースがあります。
② 漆喰・棟部分が原因の場合
棟の積み直しや漆喰補修が適切な修繕方法になります。
③ 防水シート・下地が原因の場合
築年数が30年以上の場合、瓦の下の防水シートが寿命を迎えていることが多いため、葺き戻し工事や葺き替え工事を検討する必要があります。
外壁塗装・雨漏り専門店としての見解
私たちが現場で最も重視しているのは、「雨漏りの原因を特定せずに工事をしない」という点です。
特に、瓦屋根の場合は「屋根を塗装しても雨漏りは止まらない」「カバー工法で見えない不具合を隠してしまう」といった間違った判断が後々、大きな工事につながるケースもあります。
リメイクハウス・ムキムキ塗装は、今本当に必要な工事だけを正直にお伝えすることが信頼につながると考えています。
陶器瓦(日本瓦・洋瓦)の
メリット・デメリット
メリット
・非常に高い耐久性
・屋根塗装が不要
・香川県や愛媛県の気候に適している
デメリット
・重量があり耐震性の検討が必要
・下地や漆喰は定期点検が必要
・誤った工法選択でトラブルになりやすい
修繕工事などについて詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください▶【塗装工事と修繕工事】
陶器瓦(日本瓦・洋瓦)は
「工法選び」が最も重要
陶器瓦(日本瓦・洋瓦)は、適切に維持管理すれば非常に長く使える屋根材です。
屋根材の性能だけでなく、【どの工法を】【どのタイミングで選ぶか】が、住まいの寿命を大きく左右します。
しかし、塗装工事が必要だと思い込んでしまったり、安易にカバー工法を選択してしまったり
間違った判断は将来的な雨漏りリスクを高めてしまい、大事な資産である住宅の寿命を縮めてしまうリスクがあります。
香川県や愛媛県で外壁塗装・雨漏り修繕をご検討中の方は、屋根材の特性を理解した専門店に相談することをおすすめします。
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